明石南の家、完成見学会が無事に終了しました。
お引渡し前のお住まいをお貸しくださったオーナーのN様、ありがとうございました。
お天気に振り回されながらも、完成写真撮影も無事終了。
3月からスタートしたNさんの家づくり。
ひとつひとつ丁寧にこだわりを重ね、Nさんらしいお住まいに仕上がりました。
色使い、素材、機能。
どれをとっても吟味に吟味を重ねてセレクトされました。
お気づきの方もいらっしゃいましたが、今回の照明計画はダウンライトを使わず
ペンダントライトや間接照明であかりを構成しています。
居室には必要な場所に必要な分の灯具であかりをつくる。
足りないときにはお気に入りのスタンドライトなどで補う、という足し算の工夫。
収納内やサニタリーなどは機能的なあかるさで構成しました。
素材使いにおいてはできるだけホンモノをつかうこと。
木材、モルタル、タイル、石、紙や金属。
経年変化がうつくしいものはお手入れもたのしめます。
そして収納のレイアウトも特徴的です。
居室と収納を区別し、生活感のある収納エリアとはっきり区分け。
家事動線は少し長くなっても見た目はとてもすっきりします。
また、まどいのトイレでは背面収納が基本ですが、今回はそれもなし。
各所収納ではなく一カ所に収納を集約することで
扉の数や造作物が減り、コストダウンにつながりました。
これは奥さまが家族みんなの暮らしをしっかり管理されているからできることかもしれません。
いつも家事について対話を重ねてお造りしますが、
同じ3人のこどもをももつ母として、学ぶべき、見習うべき点が多くありました。
(伊藤家はすでに1人独立しているので子2人+夫の分ですが)
家族の年齢やこどもの成長によって家づくりは大きく異なります。
けれど大事なことは家族が毎日たのしく暮らせること。
好きな家事、苦手な家事、家事のストレスは人それぞれ。
あまりに先のことを心配するよりは、いかに「今」を楽しくごきげんに過ごせるか。
たくさんの思いを聞き、一緒に悩み考え造りたい。
週末にはお引渡しとなります。
Nさんの暮らしぶり。
今後もとてもたのしみです。