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怒られました、息子に。

猪狩 章仁 2019.02.12

先日、なんだか悪だくみが浮かんだのか、台所に立っている僕のもとに息子がそーっと近づいてきました。

妻はリビングのソファにいたので、恐らくママに気づかれないように何かを僕に伝えようとしているようです。

 

もちろん僕もですね、最優秀助演男優賞受賞出来るんじゃないかってくらいの迫真の演技をしましてですね、

(よっしゃ、ママに絶対聞かれちゃいけない何かをパパに、パパだけに!伝えようとしているんだな!)

(大丈夫だ!ママは気づいていない!男だけの内緒の話をパパに、パパだけにぃぃ!!)

という気持ちを顔面に表現しまして息子を待ち構えていたわけですよ。

 

ゆーっくりと膝を曲げ、子供の目線まで下り、「どうしたの?」だなんておバカな質問はせず、ただただ静かに、

なんだかワクワクしながら息子の声に耳をひそめます。

 

 

 

 

「あのね….ママ。」

 

 

パパなんすけど。

 

 

思わずツッコんでしまいまして、息子に怒られました。

 

だってママじゃないから、どう見ても。

ママって言ってないから。

の激論になりました。ははは。

 

そういえば自分が幼稚園の頃、教室の外のテラスで先生に大きな声で、

「ママ!!」って言ってしまったことを思い出しました。

ん?と振り返る先生を鮮明に覚えています。

(これは恥ずかしい……..)とパニックに陥った6歳のイガリ少年は咄嗟に、

 

「ママー!!!!ママー!!!!」

誰もいない幼稚園の外の通路に向かって叫び、

あ、今そこをママが通りましてですね、呼び止めようとしたけど聞こえてないみたいですね、えへ。

という顔で最優秀助演男優賞受賞出来るんじゃないかってくらいの迫真の演技をしました。

 

なんだか息子が当時の自分と同じ年になり、このエピソードをブログに書いてあらためて読んでみると、

息子のほうは可愛げがあるけれど自分のほうは可愛げが無い、という現実を突き付けられました笑。

 

こんな話ばかり書いていますが….。

 

国見のKさんちは大工工事を終えました。

既存の床解体と床新設、棚の造作に壁面には木板貼り、幅木廻縁総入れ替え、既存家具移設…..などなど。

タイムリーな材料発注や判断が続き、楽しさもありながら大工さんに助けられたところも多く…まずは一息といったところです。

ですが、引き渡しまではあっという間ですので今週からは塗装工事とタイル工事の仕上げ部隊突撃です。

現場の清掃と、次工程の準備。

タイルは使用する場所へ運び、分かりやすいように。(とっても重いのですタイルは)

塗装をする建具は一度外し二階に保管していましたが、各所へ立てかけて置きます。

 

このように(心に余裕があれば)、職人さん達へアシストすることはとても大切ですね。

 

なによりも、

「これで文句ないだろっ!」

という強い意志が、現場を良くするんですね。

 

文句と戦う男のつぶやきでした。

あ、愛のある文句と戦う、です。