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間欠泉がありまして

猪狩 章仁 2021.10.12

そういえば息子が4歳くらいの頃なんですが、高校バスケ部キャンプに連れて行ったときに、

 

「パパはね、テーブル作るお仕事してるの。」

 

と、みんなに伝えていたことを思い出しました。(違うよ)

 

仕事柄作れるものは作ろうとしてしまうので、息子は「父は家具職人」と思ったのでしょう。

 

 

あながち間違ってない。

 

おばんです、今年の夏は息子と姪っ子のために急遽プールへ突撃できるすべり台を作ったイガリです。

来年は作った状態で子供たちを待ち構えていようと思います。

 

キャンプしてきました。

 

 

いまキャンプ場はどこも予約がいっぱいで、

前日に「明日キャンプ行こっか。」だなんて悠長なワタクシは、

インターネット上の予約カレンダーの「満」という文字に絶句したのです。

 

「電話掛けてみよーっと。」

「1つくらい空いてたりしませんか?」

 

「1つ空いてますよー。」

 

というわけで、やはり電話での直接連絡は強し。

急遽ですが出撃出来ることになったのでした。

 

お邪魔したのは福島県の「フォレストパークあだたら」という

何度もお世話になっているところ。

管理が行き届いていて、とても過ごしやすいキャンプ場なのです。

 

今回のキャンプは「お酒飲まないよキャンプ」。

到着して設営が終わってビールをプシュッと。

森の中を散策してビールをプシュッと。

ご飯の支度をしながらビールをプシュッと。

ご飯を食べながらビールをプシュッと。

焚火をしながらビールをプシュッと。

ビールが無くなったから調達してプシュッと。

 

 

眠くて眠くて会話にならんぜよ。

 

だなんてことはイカンぜよ。

 

というわけですね。

今回はハニーホットカフェオレだなんて洒落た飲み物をお供に、

自然との時間をとっても穏やかに過ごすことが出来ました。

(この飲み物、家でも度々作って飲んでたんですって。ワタクシ気づかずに飲んでたんですって。)

 

焚火を眺める時間の癒し効果は絶大ですね。

 

焚火の灯りをたよりに、メインディッシュのお肉を焼いていたんですが、

想像以上に暗くて焼け具合が分からず、翌朝お腹壊してたらどうしよう….

というのは誰しも通るあるあるですね。

 

そしてそして翌朝にお酒は残るわけありませんから、

朝の起床は頭も冴えていて、それでいてこの朝日。

 

「朝日!!」と息子をテントの外に肩車で連れ出して(なんで?)、しばし自然エネルギーを堪能です。

 

 

数分後にテントに戻ると、お洒落なハニーホットカフェオレを作るために火にかけておいた牛乳は、

「ここ間欠泉?」さながら見事に沸騰しきって、テーブルを白く染めてくれました。

あら素敵な冬景色。(あまりの絶景を前に人は言葉を失う)

 

 

「どしたの?」

と、真横で間欠泉が吹き上がってもなお眠り続けていた妻の一言に、

「間欠泉がありまして。」としか返せず、おめおめと冬景色を拭き取る父親なのであります。

(息子には「間欠泉っつーのはフィンランドとかで…….」と威厳を保ちました)

 

 

今シーズンはもうキャンプは行かなそうですが、

今度は雪山が待っていますからね。

素敵な冬景色が待っています。

 

 

息子の成長とともに遊びが増えてくることが楽しみでならない父なのでした。