BLOG ブログ

ナイスカムバック。

猪狩 章仁 2025.04.14

我が家のミモザも咲きほこり(過去に一度盛大に枯れましたが)

春の陽気に包まれたこの良き日に(花粉症で目と鼻を取り外したいですが)

息子が中学生となりました。

おばんです、中学生の父ことイガリです。

 

喧嘩しているようで遊んでいるようで本気で揉めている2匹

息子を知って頂いている皆さん、今もブログを読んでくれていますでしょうか。

 

出産間際に、

「ちょっと現場行ってきていいっすか?」

とお伺いをたてましたら、助産師さんにがっつり怒られて生まれたあの息子です。

あの小さかったアイツがもう中学生です。

すくすくと順調に、皆様の願い通りママ似で育っております。(え?)

 

ランドセルがでかい….

父であるワタクシの母校に入学しました。

入学時の双方を比較しますと、父であるワタクシは身長・体重・顔のデカさで上回っていまして、

それ以外ではすべて彼を下回っております、はい。

 

 

懐かしい気持ちで母校の入学式に参加し、

「お腹痛い時はあっちの離れたトイレがオススメ。」

と妻を相手に知識マウントを取り、

「3階の奥は理科室なわけよ。」

と知識のミルフィーユをお見舞いしたところで開式あいさつでございます。

 

一人ひとり名前を呼ばれて「はい!」と返事し立ち上がる後ろ姿はかっこよく、

小さい頃から知っている子供たちの制服姿は感動でございました。

みんな大きくなったなぁ本当に。

 

「校歌斉唱。」

よっしゃまかせろと。

こちとら3年間歌い続けた経験と知識と思い出があんぞと。

親御さんがた、来賓の皆様、ワタクシここの卒業生ですと。

卒業生同級ママもちらほらいるけど一旦それは置いておこうと。

ステージ横の歌詞書いてある彫刻?見なくても3番まで歌えんだぞと。

 

何度も聴いてきた前奏が流れてくる、最初の音は外さぬよう注意だ。

なぜなら歌は上手くないからだ。

知っている歌というだけだ。ただ、それだけだ。

 

その時、目の前を新入生一人の手を引いた先生が通り過ぎた。

慣れない環境で体調を崩したのだろうか、無理もない。

 

制服のベルトを気合で締めすぎて、苦しくなったりもする。

ワイシャツとネクタイで喉元がなんか気になったりもする。

朝息子がそんなこと言って「大丈夫かなぁ」とか言っていたもんな。

 

 

 

「息子だった」

 

息子を二度見してしまった。いや五度見くらいはした。

え?大丈夫?いまの息子だったよね?見た?だよね息子だよね?え?

 

小学生の頃に全校集会で校長先生に「いがりしょうじ」と呼ばれた時を思い出した。

「いがりあきひさ」とのギャップに面食らって世界が真っ白になって倒れかけた。

(だが息子はちゃんと呼ばれていた。先生、下調べありがとうございます。)

 

妻とアイコンタクトを取る。

「大丈夫かな?」と伝える妻の視線に、

「大丈夫だ。俺の息子なのだから」と目で答える。(すいませんこの感じで続けます)

 

遠目では見る限り大丈夫そうだ、受け答えもしている。

(お昼にピザまるっと一枚食べちゃったからかしら)

 

「な?アイツは大丈夫だろ?」と視線を送る。

妻はもうこちらを一切見ていない。

すまない、ふざけているわけではないんだ。

 

とまぁですね、ちょっと予期せぬハプニングはあったんですが、

卒業式の時には「たくましくなったもんだ」とひと笑い出来そうなネタが増えました。

 

新入生退場のあとに、クラスごとに親御さんも含めた記念撮影があるんです。

1組から順に戻って来るんですね。

3組の息子が戻って来たときには、新入生入場の時より拍手していました。

 

「ナイスカムバック」

 

我が家は今日も平和です。