今年の我が家はすごい。
理由は分からないがすごいのがいる。

左の勝手口をノックすると犬が尋常じゃなく騒ぐ。
ジューンベリー君(ちゃん)だ。
時期を逃して少し散りましたが、例年よりも遥かに花が咲いております。
なぜなのかは全く分かりませんでございます。
おばんです、無知の知イガリです。
OBの皆様、ご自宅のジューンベリー君(ちゃん)たちはいかがですか?
「あ、芽が出てきた」と思った次の日にはこんな感じではないですか?
今年は当たり年なのでしょうか。どなたか教えてください。
この実を食べに小鳥がやって来るんですよ。
おぉー食べろ食べろと。仲良くしろよと。
そういえば小学生の頃、祖父に頼んだことがあります。
「じーちゃん、スズメ捕まえたい。」と。
いま息子に頼まれたらですね、少しワクワクするのを抑えて断るんですが、
当時絵本とかで見たんだと思うんです。
ザルを木の棒で支えて、紐をくくりつけてコメを置いて、
スズメが来たら「今だっ!!」って紐を引っ張るやつを。

スズメの巣がありそうな「イガリの森」
もうワクワクしながら仕掛けて、茶の間のコタツに身を潜めて、
握りしめた紐に力を入れながら今か今かと待ち構えるんです。
「全然来ないゼ。」
そりゃそうだ。
そんな上手くはいかないんですよ、人生甘くないんです。
小1の僕に世界は優しくなかったわけです。
で、学校から帰ってきたらですね、じーちゃんが言うんですよ。
「捕まえたゼ?」
なんだと。やりやがったなと。やるじゃねーかと。
しかも鳥かごに入れてるときたもんだ。
鳥かごに近づいたらですね、聞いたことのない鳴き声。
わめき声というか叫び声というか、低い声。

スズメの4倍くらいあった気がする。
爺「ムクドリだった。」
孫の祖父に対する何かが失われ、「勇ましさ」だけ残った瞬間でした。
害鳥なんですって。でもスズメの仲間なんですって。

この石をセンス良く積めたことが一度もない。
我が家にはいろいろな鳥が来ます。
ムクドリも来ているんですかね。
3本立てた枕木の上には、息子と作った巣箱を置いて、
コメを置いてあげるとスズメが食べに来てくれます。
そういうのってなんだか良いなぁと思うんですよね。
Iさんちがやっていたから真似したんですけどね。
自分の家、というか暮らしを振り返ってみると、
OBさんたちの影響って存分に受けているなぁと思います。
みなさん初めは「家作り分からないんですけど」ってご相談に来られたんだと思うんです。
団居がお手伝いさせて頂いて、一緒に時間を掛けていくうちに自分たちの暮らしが膨らんで。
そうやって掛けた時間が濃密だからこそ愛着が湧いて、それからの暮らしはもっと広がって。
気づいたらお手伝いして提案していたはずの団居が、「真似しよ」ってなっちゃって。
団居ではお引渡しから3か月・11か月・2年、3年、5年、10年の定期点検があります。
訪問するたび毎回変化してるんですよ、暮らしが。
緑が増えたとか、壁にポスター掛けたとか、飾り棚を増やしたとか。
小屋が出来たツワモノ様だっています。(真似したい…)
家族が増えることも変化ですよね。
そして建てた数だけ暮らしの数があるわけですから、テイストも様々。
事例集のお家の中が今、どんな暮らしで溢れているのか。
そういった様子も今後(施主さんの許しを頂ければ)紹介したいと思っています。

真似の集大成ハウス(スタッフ自邸)
いいんです、脱いだ靴下そのままでも。
いいんです、ラグが曲がって敷かれてても。
いいんです、犬が窓ガラス舐めてべとべとでも。
スズメ捕まえるはずが、暮らしの話になってしまいました。