自宅近くをランニングしていると、
もう少しいけるんじゃないかと遠出してしてしまい、
帰りの脚力が残っていなくて途方に暮れています。
おばんです。10代の頃の脚を忘れられないイガリです。
お父ちゃんは低空飛行で頑張っております。
まどいでは鉄骨階段を採用するお家が多いんですが、
設置する状況によって「納まり」が変わります。
「納まり」とは「作り方」みたいなものなんですが、
毎回条件が異なるため、図面と向き合って頭を悩ませるわけです。
まどいとして基本となるデザインは定まっているものの、
そのお家に合う最適解はどんなものだろうかと、頭を悩ませるわけです。
使用する鋼材の形状やサイズによって見え方は変わりますし、
どんな色で塗装するかでも印象は大きく変わります。
我が家のように、
シロ一択!!
と即決されるお施主さんは少なく、
僕たちと同じで頭を悩ませていらっしゃるわけです。
そしてもれなく「沼」に入ってしまうんですよね、あるあるですね。
揺れが少なくなるように、強固に固定出来るように、
でもその工夫は表に見えないように、そしてコストも抑えられるように。
階段って当たり前にお家にあるものですが、なかなかに思いが詰まっているんです。
我が家のように、
実験だからやっちゃおう!
とはいきませんからね。
(もちろん後悔などありませんよ?)
手摺もとーっても頭を悩ませる要素なんです。
でも悩んだ分だけ達成感を大きく感じるのも手摺だったりするんですよね。
我が家もとーっても頭を悩ませて寸法や形状を決めたんですが、
とーっても使いやすい洗濯もの掛けになってしまいました。良いことです。

洗濯ものが続々と集まる吹抜、息子の服は1階に投げ下ろす
OBさんのお家も、きっと洗濯もの掛けになっていることでしょう。
定期点検の時は撤収して、僕たちが帰った後に我が家と同じ状態に戻っているのでしょう。
そうですよね?(え、そうじゃないです?)
訪れるたびに「住みこなしていく」OBさん達、
それを見るのが僕たちの楽しみでもあるんです。
一生懸命考えて現場で作ったものが、
しっかり生活の一部になっていることが嬉しいですし、
斜め上を行く使われ方も嬉しいんですよね。
近々定期点検でお伺いするOBさん、
ちょっとした作業でお邪魔しに行くOBさん、
楽しみにしています。
(ありのままが一番いいんですよね)