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コーヒーから家を考える

猪狩 章仁 2020.05.18

「イガリくんはコレだよね、甘いの。」

そう言われ続けて早10年。

「ブラックっすね、僕。いや、俺。」

そう言えなくて早10年。

 

おばんです、団居の甘いのイガリです。

 

 

この業界の慣習「一服」。

「ブラックあんまり飲めないんですよね…」と23歳当時言っちゃったもんだから、

イガリ=カフェオレみたいな甘いやつ、無い時は微糖、それかはちみつレモン系の渡せば喜ぶ。

そう思われ続けて10年、僕のために「甘いの」買ってきてくれる方に囲まれています。

幸せです。

 

 

ちなみにこの「イガリに甘いの買う」習慣がべったりと染みついているのは、

左官屋防田さんと、すぐ横の机にいるイトウ社長です。

絶賛見積もり中でコピー機と机を行ったり来たりしてます。

 

 

で、もうブラック飲んでますワタクシ。

普通に飲んでます。美味しいんですもん。

 

 

でも、

率先してブラックコーヒーを買って飲むようになったわけではないんですね。

きっかけがあるんです。

ということを、ふとなぜだか通勤中に考えていました。

 

そのきっかけは、

家を建てたから。です。

自分の好きな家を建てたから。ですね。

 

後ろから妻に「で、いつまで撮ってんの。」と言われました。

 

朝は早起きしてコーヒーを淹れるコトが習慣になりました。

家を建てたのは2017年だから、3年くらいでしょうか、続いています。

 

コーヒーがどうしても飲みたい….というわけではないんですが、

ずーっと(まだ3年だけれど)続いているのは、

 

コーヒーが好きだから。

よりも、

コーヒーを飲む時間が好きだから。

なのでしょう。

 

朝の静かな時間、

ケトルに水を入れて、お湯を沸かす。

家族を起こさないようにミルでゴリゴリと豆を挽く。(洗面所で)

いつも使うタンブラーにペーパーフィルターをセットして、挽いた豆を投入。(少しこぼす)

沸いたお湯をほそーく注いで、膨らんだ粉を見てニヤつく。

※熱くてすぐ飲めないんすけど。。。

 

 

自分が好きな手作り作業台の上で、

自分が好きなモルタル床に立ち、

自分が好きな壁の前で、

自分が好きなカーテン越しに外の景色を見つつ、

自分が好きな道具でコーヒーを淹れる、

自分が好きな誰もいないリビングへ向かい、

自分が好きなソファに座り、

自分が好きなタンブラーで飲む。

 

この時間が好きなわけですね、きっと。

※まだ熱くて飲めないんすけど。

 

朝のぼんやりとした中でゆら~りと昇る湯気はなんだか良いし、

コップひとつだけ置いているテーブルも良いし、

庭に出て猫のフンが無いか(厳しく)チェックした後、家に戻るとコーヒーの匂いに包まれているのも良い。

 

 

これは全て、自分にとって心底好きな家(というか空間)だからそう感じるんでしょう。

 

家づくりにおいて快適に暮らせるかという性能はとっても重要ですが、

本当に好きな家(空間)はどんなのだろうか、を考えまくることも重要ですよね。

 

それは、この先ずっと変わることのないものかもしれないし、移りゆくものかもしれませんが、 

とにかく好きな空間に身を置きたい。より好きな空間に身を置きたい。

そう思うことって大切だなぁと、車中で思いました。(こういう仕事をしているからなおさらですが…)

 

今まで何とも思わずにしていたことが、なんだかとても心地よいことだったと気づいたり。

ソファで背伸びをしてリビングを見渡したら、なんだかニヤついてしまったり。

こんなちょっとした幸せを感じるために、これからも僕は家イジリをやめないでしょう。

 

 

そうそう、僕は息子とのゲーム共闘をipadでするんですが、

段ボールを置いて画面の高さをちょっとあげたら快適になって幸せになりました。

「ちょっと」って大事です、ゲームもおうちも。