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相変わらず家作り

猪狩 章仁 2023.04.18

息子の登校を家族で見送ってから出勤することが日常なのですが、

ママにハイタッチ、次パパにハイタッチ、最後にりく(イヌ)とハイタッチ。

玄関から息子の姿が見えなくなると、寄り道せずリビングにさささっと帰るりく。

 

いつからそんなお利口さんになったんだ。

 

去年の春は君のために購入したラグにおしっこして買い替えさせていたじゃないか。。

(おかげで洗いやすい素敵なラグに出会えたよ)

 

夏は豪快に扇風機の線を嚙みちぎっていたじゃないか。

(おかげで自己責任で結線し直す経験が出来たよ)

 

秋は誰かがエサをくれるんじゃないかって窓をベロベロ舐めてたじゃないか。

(おかげで1分あれば拭きムラ残さず窓を掃除できるようになったよ)

 

どうしたりく。冬は君を一回り成長させてくれていたのかい?

 

おばんです、自分のウンチを自分で踏んだりくに「なんでやねん」と

早朝の散歩でツッコミを入れてしまったイガリです。

 

なんでやねん。

 

東勝山・Oさんちは阿部大工さんが大大大奮闘しておりまして、

春の陽気も感じられ、心穏やかに現場で過ごさせてもらっています(今は)。

 

インスタでも投稿しましたが、

Oさんちは北側に景色が開けていまして、とても心地が良いんですね。

今は足場もあるし資材もあるしフェンスで囲われているんですが、

完成してからの気持ち良さを早く感じたいものです。

 

「あぁぁぁぁ…..ついに完成したぁぁぁぁーーーー!!!!」と

ひとり感傷に浸るワタクシがタイルデッキに寝転んでいる画が想像できますね。

いつもやっているんですが、はっはっは。

出来上がったあとは施主さんにバトンターーーーッチ!!

 

でもですね、自分の家を作り終わったときは寝転ぶことがなかったんですよね。

「ここから始まるんだ」と思ったからです。OBさんも同じ気持ちなのですかね。

 

特に我が家は団居の歴代「いいでしょこの家」の中でも、群を抜いて中身が無い家でした。

良い意味でですよ!自分で言うのもアレですが…。

 

当時自分で図面を描いていながらも、完成形を想像することは出来なかった。

と言うよりも完成形は無いという考えで図面を描いていました。

 

建築時にブログで同じ内容のことを書いているので繰り返しになってしまいますが、

この先長ーーーーーく暮らすお家なのに、完成などあるわけないですよね。

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完璧を求めても完璧にはなりませんし、そもそも完璧ってナニ?みたいなもんですし、

住んでみて、あーだねこーだね、こうしたいね。という会話をすることがとても楽しみになるだろうなと思います。

 

あとでやると大変だから….という考えは持たず、これから何十年と共に過ごす家ですからライフスタイルも変わります。

そのときその時代、自分達がどんな風に吹かれ何を思うか…..それが反映されていく家が良いなぁ。なんて考えたり。

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と当時の猪狩少年談。

完成することのない家づくりがスタートし、我が家は6年(5年くらい?あれ違うか。)です。

こんな仕事をしていますが、1年365日家のことをずーーーっと考えられるわけもなく、

思い立った日が吉日とばかりにノープランで家をいじる日々。

 

 

完成しないっていいなぁ、ずっと遊んでいられるんだから。

暮らし作りってホントに楽しいです。

 

陣取り合戦を日々繰り返す兄弟

勝利した弟