伊藤（志）です。
いつの間にか空が少し高く、吹く風も少し肌寒く、
もしかしてこれは秋に突入してしまったのでしょうか。
もしかして夏、終わってしまったのでしょうか。
今週は、セミとトンボと鈴虫のせめぎ合をBGMに
「小松島北の家」で設営しておりました。
外構工事が終わりすっきりしたこともありますが、
もうここで蚊に刺されることもありませんでした。
明日からいよいよお披露目です。
お掃除しながら、ここの納まり、あそこの造作、いろいろな設備、
これまでの家づくりが思い起こされます。
迷ったり悩んだり、何周もしてふりだしに戻ったり。
毎週のように頻回なお打合せ、きっとくたくただったろうな…と。
でもこのくたくたになるくらいの時間をかけること、それもいいと思うのです。
ひとつひとつをみんなで顔つき合わせて決めていく、その作業の積み重ねもいいと思うのです。
この先、ずっと暮らしていく我が家ですからね。
家づくりは3度建てないと、とか昔から聞きますけれど、
できるだけこの1度目でかなえてほしい。
初めからすべては手に入らないかもしれないけれど、
この初めての家づくりを基盤に、毎日、こつこつとしあわせをつみあげていけるように。
家族と一緒に家も変化し、成長していけるように。
Tさんとの出会いはマドイ初の完成見学会「小松島の家」にご来場されたことから始まります。
3年前のあの日のことを今も印象的に覚えております。
その後は土地探しに大変なご苦労をされましたね。
その期間を乗り越えて、家づくりがスタート。
地鎮祭の日にはわたしたちも大変感慨深い気持ちでおりました。
どこか友人の家づくりをお手伝いしているような気持ちになれたのは、
Tさんご家族のお人柄の良さだと思います。
フレンドリーでいつもみんなの笑いを誘って、そしてやさしさがあって、ネタも豊富で。
マドイスタッフ、Tさんのキャラクターの虜になっておりました。
世代が近く、こどもの年齢も近く、Ｔ家のシスターズは友人の子どものようにかわいくて、
我が家のシスターズともとても仲良くしてくれました。
そんなあたたかな関係性の中で家づくりがお手伝いできたことをありがたく思います。
現場にもたくさんいらしてくださいました。
大工さん、職人さん、そしてオグマを応援してくださったこと、
現場で尽力する彼らにとってご家族のお声掛けや笑顔は何よりの励みだったと思います。
Ｔさんの家づくりもいよいよ完成です。
とてもとても素敵に仕上がっています。
設計もデザインもひとつひとつの設えも、ぜんぶTさんらしい。
たくさん考えて悩んで決めてきた集大成。
家具や小物を並べ、設えの最後の仕上げにお花を飾るこの夜更けの時間が何よりも好きです。
一旦ひとまず建築としての区切りが自分の中でつく瞬間。
すてきに仕上がったね、おめでとう、とひとりで思う時間。
そして早くTさんご家族にお見せしたい、
よろこんでくれるといいなと思いながら。
そして、ご家族の笑顔が見れたら、家づくりは完成です。
明日明後日の完成見学会では事前のご予約でありがたくも満席となりました。
たのしい思い出いっぱいのＴさんの家づくり、ぜひご覧ください。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げます。
