腕を組んで目をつぶり、天井に顔を向けつつ小さく呟く。
「浮かばん。」
作るものを、作りたいものに。
僕もオグさんも毎回だと思いますが、試行錯誤です。
こういう仕組みで作り上げていけば、良いのが出来る。ハズだ。
もっとこうしたら….
ここをもう少し…..
「これはムリだな、イガリくん。」
そしてふりだしに戻る。
そんな責任のしかかりのスリリングな(いや、危険なことはしません)チャレンジングなもの作り。
やろうと思えばいくらでも手間も時間もお金も掛けられますが、それでは成立しないのです。
作り手のことを考え、出来上がるまでの過程を想像し、大ひんしゅく買っちゃう様なコトをせず、
たとえ気づかなくとも、それがあることで住んでいる人が少しでも豊かになるような。
みんなに良いことがあるような。
そんなモノづくり。
今日は吊棚を。
棚に固定するためのベースを無くしました。
製作は鉄骨屋さんですが、部材を受け取った後は全て自分で作れるようにしています。
目指すはシンプル。いろんな意味でのシンプル。
腕を組みながら呟いてばかりです。
春の陽気が眠気を誘いますね。
でも気のせいでしょうか。
僕だけですか。
四六時中、顔の前に花粉を振りかけられているのは。
どんなに良い陽気でも、寝れたもんじゃありません。
あ~辛い…..。