「REBORN 行きたい。」
「りぼーん?なにそれ。」
行ってきました。
REBORN-ART FESTIVAL。
ARTを楽しみたい健全な妻。
行ったことがない所へ行きたいだけの息子。
海に飛び込んで、そんでもって釣りがしたい不純なワタクシ。
(そんなパパに間違いなく乗っかるであろう息子。)
石巻の各地にアーティストの作品が展示されていて、市街地にもあるのですが、
何としても「浜」に行きたいワタクシは「浜縛り」ということで、
作品のある牡鹿半島の浜辺を舐めるようにくねくね走破してきました。
妻、酔ってました。
おばんです、団居の浜男イガリです。今夏から浜男になりました。まだ素人です。
小さい頃、石巻は馴染みのある街でした。
というのも亡くなった祖母が石巻の隣町である女川町出身だったんですね。
一緒に暮らしていた祖母は魚釣りが本当に大好きで、よく家族で石巻方面に釣りに出かけていました。
(コタツを積んで行っていたんですよ、茶の間から魚を釣ります猪狩家は。)
どこの防波堤で、どこの岸壁で、どこの磯で…うっすらと記憶に残っている景色と一致する場所があったら嬉しい。
そんな気持ちでREBORN-ART FESTIVALに行ってきました。
三陸道であっという間です。
目指すは鮎川。
渡波から小竹浜、蛤浜、桃浦に荻浜を越えて小積浜。ずーっと海を眺めながら車を走らせました。
どっか飛び込めないかなぁ。
帰宅後両親に聞くと、通った浜で釣りをしたことがあったようです。
気がつかず。
行ったのは25年前くらいでしょうか。
きっとあの頃とは景色がずいぶん変わってしまったんですね。
色々なことがありますから、仕方ない。
牡鹿半島の先端まで来ると、まだ時間があったので女川に立ち寄ることに。
祖母の実家に行った記憶は1度だけ。
海が目の前でした。
女川湾を南に、女川の街を西に見る場所。カーブしている道路沿いで目の前に防潮堤。
その切れ目から海が見えた。確かそうだったはず。
「このあたりのはず、うん。」
そこには新しくなったまっすぐな道路と、水産加工場の建物がありました。
振り返っても家は1軒も無く、見上げた高台に住宅地が出来ていました。
目の前にあったはずの防潮堤は無く、広く女川湾が望めるようになった祖母の実家があった場所。
湾を挟んだ向こうに見える山の景色は、当時の僕は眺めていたのかは分からないけれど、
きっと変わってはいないんだろうなと。
変わったものと変わらないものがあるんだなと、めずらしく真面目に考えた浜男です。
そんな女川に今日も行ってきました。
新しいお仕事の現地調査です。
雨じゃなかったら綺麗な浜で飛び込んでいたかもしれません、はっはっは。