みなさん、7月の連休の予定はいかがでしょうか?
カラッと晴れると良いですよね~。
僕は「久しぶりに襲来する双子の姪っ子をあの手この手で捌き切る」という任務を背負っています。
(ちなみにこの怪獣はWORKSの高畠の家に生息中ですよ、ぜひWORKSを!)
まぁ現場が動くので半分仕事みたいになるかも知れませんが、
なんなら怪獣を現場に連れて行っちゃおうかとすら考えています。
おばんです、団居の猛獣使いイガリです。噛まれてズタズタです。
「イガリ君、写真あとで送って!」
家具製作をしてもらっているダグラスファーの鈴木さんに言われました。
鈴木さんは今とてつもなく忙しいため、
「女川まで取り付けに行けませんです….はい。」
と早くから僕にジャブを打っておりました。何発も。
スッスッと避けてたんですが、避け切れないくらい打ってきたので結局当たりました。
「いっすよ。取り付けますよ。」
家具を運んで監督自ら取り付ける。
団居ではよくあるんですが、今日現場でこんな話を営業さんがしていました。
「まずは自分で作業するんです。でないと理解出来ないし職人さんにも伝えられないので。」
……..まさしく。
10年以上前ですが、イトウ社長に初めて渡されたのは図面でも現場攻略本でもなく、
「工具」でした。
「イガリくん、ここにビス揉んどいて。」
(え?ネジじゃなくてビスですか?揉んで温めたほうが良いんですか?夏だけど)
打つことを揉むと言うんです。
この営業さんの話を僕はそれこそビスを揉みながら聞いていたんですが、
やらなければ分からないし、自分の話に説得力も出ません。
鈴木さんは10年以上(一心不乱にビスを揉み続けている)僕を見てきたわけです。
その結果「イガリ君なら、まかせられる…..」と。
立場上いろーんな職人さんと話すので、頭の中にだけ知識を詰め込んでもダメなんですよね。
おかげさまで年中いつ見ても体のどこかにキズがあります。ははは。(絆創膏買わないと)
鈴木さんにはなんだか感謝されたんですが、僕としては感謝されるようなことをしたつもりはなく、
「いっすよ。取り付けますよ。」
だったんですよね。
これ、たぶん(いや絶対)僕だけではなく小熊さんもやってるんですが、同じ気持ちだと思うんですよ。
「きっと今大変だろうから、自分に出来ることならやりますよ。」って気持ちです。
やっぱり返ってくるんですよ、この気持ちって。
それも自分がきつい時に。
助けてもらえるんです。
そして結局助けてもらうことのほうが圧倒的に多い。
僕たちの仕事は助けてもらってばかりです。(誇らしげに言う)
だから、工具を片手に現場に張り付いたり、スコップで地面を掘ったり、
鏝でコンクリートを均したり、塗料まみれになったり、汗だくになりながら。
こうした経験が今の自分を助けてくれています。間違いない。
建築という仕事は多くの人が関わります。
助け合うことって本当に大切だし、そういう仕事は楽しいものです。
そんなことを考える機会になった営業Yさんの話。
団居(イトウ社長・シズさん・イガリ)の身内トークも聞かれていたのならお恥ずかしい限りです。
このIさんちの美容室が出来るまでずーっと助けられっぱなしでした。
今日は撮影の日。
少しホッとした帰り道だったのでした。
関係業者のみなさん、ありがとうございました。
(この5枚の写真は鈴木さんにLINE済みです)