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いつもの自分事です。

猪狩 章仁 2021.04.14

「マスターズどうなったべや。」

「日本人で初だぞ勝ったら。」

「結果調べましょうか?」

「だぁぁーーーー絶対にイイ!調べなくてイイ!!」

 

おばんです。大きいボールでしかスポーツが出来ない猪狩です。

 

昔ゴルフの打ちっぱなしに連れて行ってもらったんですが、

あまりに繊細過ぎて飽きてきて(ほら、バスケはでっかいじゃないですか、ボールが)

力まかせにスッカーン!!と打ちたくなったんですよね。

 

スッカーン!!と打ったんですが、なんでだか真上の屋根にドカーン!!と当たって、

打った僕の目の前にポトンッと落ちてきました。

 

以来ゴルフからは足を洗いました。

足はまだ一切汚れてもいなかったけど、足洗いました。すぐ。

 

 

 

 

先週末の日曜日、庭で夕ご飯を食べたんですが、

「金木犀に登りたい。」

と息子が言いました。

 

何度かこのブログでも紹介していますし、事例集の「田子の家」の隣は僕の実家なんですね。

そこにはけっこう大きな金木犀が生えていて、

息子は小さい頃から登っているんです。(みーちゃん(祖母)を万が一のキャッチ役にして)

 

この木は僕も登っていて、おそらくこの家で育ったみーちゃん(祖母)も登っています。

そしてお互いきっと何回か落ちています。

 

小3になった息子は、そりゃ以前より軽々と登っていくんですね。得意げですよ。

 

 

「その金木犀からさ、隣の梅まで行けてさ、そんでもって端っこのモミジまで渡って行けたらすごいよな。」(ワタクシ)

「出来るんじゃね?」(ワタクシ)

「出来るさ(即)」(みーちゃん祖母)

 

息子が望んだわけでもないんですが、

勝手に突貫アスレチック作り始まりました。

みなさんイメージついて来れていますか?

 

金木犀→梅→モミジ  です。

たぶんですけど距離だと8mくらいはあります。

この8mを空中でずーっと繋ぎたいんです。

ワタクシと祖母は。(もはやそのモチベーションがどこから来ているのか分からない)

 

みなさんの家にあるもので繋げますか?

何か浮かぶものはあるでしょうか?

きっと林間のアスレチックなんかが浮かびますよね?

あれは本格的すぎるし、そもそも家にあんなもの無いですよね。

 

我が家はこれで繋ぎます。

ドーーーーーーーーーーーーーーン!!

単管。連結した単管。

 

いや、家に無いよ。

という声はかすかに聞こえてます。

 

あったんです、畑の隅っこに。単管が。何本も。(なんで?)

 

これ分かりますかね?

奥から、金木犀→梅→ニシキギ(NEW!)→アジサイ(NEW!)→モミジ→物置の屋上(NEW!) なんです。

ぜーんぶ幹頼み。

「幹頼み」って言葉初めて使いましたが、荒技であることは間違いなし。

 

 

小学生の頃、国語だったか道徳の授業だったか忘れてしまいましたが、

家の裏山の高いところにある大きなサクランボの木に登って、

朝露で光るサクランボを食べながら自分の暮らす町を見渡して、友達と話している。

 

そんな話があったのを強烈に覚えています。(同世代の方、誰か知りませんか?)

絵で描写されているわけではなかったので、その光景を想像するしかないんですが、

「ワクワクするじゃん、それ。」と思ったんですね、当時。

 

 

きっとそれが僕にとっての木登りやアスレチックが好きになる原体験。

ワクワクするんですよ。

だからすぐ作りたくなっちゃうんですね。(祖母のモチベーションは不明)

 

 

こういう原体験って覚えているものもあれば、そうでないものもあります。

ただ僕は家を作る仕事をしているので、子供にとって家が何かの原体験になれば嬉しいものです。

 

台所で料理を手伝うことが楽しかったり、

庭に植えた植物の成長を心待ちにしたり、

日曜大工でトンカチを振り回したり、

寝転んで見上げた天井の高さが気持ち良かったり、

トイレまでの廊下が暗くて怖かったり(恐怖の原体験)、

玄関引き戸のガラスは叩くとすぐ割れたり(やり過ぎた….の原体験)、

 

そもそも狙うことでもないんですけどね。

楽しく暮らすことが一番ということですね。

 

 

うーん、どっかの裏山に大きなサクランボの木ありませんか?

今日も自分事です、イガリでした。