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息子の背中

猪狩 章仁 2022.04.15

かねてより「息子とゲームしてます」と声高らかに宣言していますが、

そしてこの高らかな声が届いてないことも知っていますが。

 

当ブログでひっそりと書き込んでいた「フォートナイト親子大会」。

これだ。

実は1月に予選会がありまして、イガリ家なんと、

 

1位通過!!!!! なーんということでしょー。

 

何度かある予選会の中での1位通過なんですけども。通過は通過だ、うん。

おっそろしく緊張しまして、手に汗かきまして、ツルっとコントローラー落とすんじゃないかってくらいに。

もうですね、歓喜です歓喜。

 

1位で名前を呼ばれた時には目の前真っ白でした。久しぶりの真っ白でした。

 

材料の手配忘れてしまった時よりも真っ白になりました。

息子は固まってしまって再起動するのに時間がかかりました。

 

オンラインでインタビューされたんですが、

「ひじょーに緊張しましたーー…..。(カタコト)」という僕を横目に息子は、

「決勝では安定して上位を取りたいです。」と。

こいつのメンタルはどうなっとんねんでした。

 

後日イトウ家には配信を見られまして、「お父さんの方が緊張してるじゃん笑」と。

そう、それです。イガリは緊張したゼ。

 

 

決勝進出ということで、同じく予選を勝ち上がった50組の中で暴れ散らかして来ようと思っています。

 

 

予選会後に、突破した親子さんに大会運営側から色々と連絡が来たんですね。

youtube配信されることへの了承だったり「やっぱり裏ではこういうことちゃんとしてるんだ」と。

 

で、アンケートも来たんですが、

 

・フォートナイト歴はどのくらいですか

・なぜフォートナイトを始めたのですか

・チームの強みは何ですか

という質問から始まり、

 

・ゲームを通してお子さんの成長を感じたことはありますか

・親子の関わり合いに変化はありましたか

・ゲームとの関わり方で難しいと感じることはありますか

などなど、けっこう考える質問がたくさんあったんです。

 

自分の頭を整理する良い機会だなと思いました。

 

 

今はeスポーツというくらいにゲームが一つのスポーツ競技として扱われています。

(大会の賞金総額だって億単位ですよ!)

ですが、35歳の僕がゲームど真ん中だった頃って、遊びでした。もちろん今も遊びなんですが。

 

「ゲームばっかりしてたらバカになるよ」

「いいから外で遊んで来なさい」

なんだか当時の親世代からは一般的にこんな認知のされ方だったんじゃないかなぁと思うんです。

「悪」みたいな感じですね。今もそうかもしれません。

 

でも、ゲームはものすごい勢いで進歩してます。

オンラインで世界中の会ったことのない人と繋がって遊べるんです。すごいことです。

 

ただその進歩の裏で「子供たちが知らない人に暴言吐いている」とか「仲間外れをしている」とか、

学校に相談が来ることもあると。

親としては心配ですよね。

 

自分たちがゲームをしていた時代と今とでは大きく違っていて、

ゲームから受ける大きすぎる刺激に子供たちは疲弊しているという記事を読んだこともあります。

 

たまたまですが、イガリ家は僕もゲームします。

それは息子と一緒に遊びたかったからです。

ゲームは遊びです。ケンカもします。

でも息子は遊びであるゲームを通して確実に少しずつ成長しています。それを感じます。

 

負けて文句を言うのならば、努力をしないとずっと悔しいままだと伝えます。

相手に失礼なことを言えば、その言葉は必ず自分に返ってくるぞと言います。

息子の友達にも同じく伝えています。

 

息子は日々注意されていますが、少しずつ少しずつ成長しています。

 

僕は部活動で今の息子と同じような経験をしたなぁと思うんです。

悔しい思いをすること。努力すること。敬意をもつこと。挑発に乗らないこと(ゲームでとっても大事)。

そして何より好きなことを楽しむこと。

 

息子はたまたまゲームからそれを学んでいます。

隣のお兄ちゃんはサッカークラブから学んでいます。

二人とも同じことを学べているはずです。何から学ぶかなんて関係ないですからね。

 

お子さんがいる皆さんは、ゲームは避けて通れないんじゃないでしょうか。

youtubeには面白い動画が山のようにありますし、必ず目に入ってきます。

 

ただほとんどの場合ご家庭のゲームに指導者はいません。

 

親が「ただの遊び」とだけ捉えずに、学びの機会と考えてすこーしだけ前のめりに見守る。

あらぬ方向に子供たちが進まぬよう見守ることが大切ですよね。

 

僕なんて前のめりに見守っていたら、気づけば息子より熱を帯びちゃって、

しまいには息子の背中を見て育っています(ふつう逆だよ)。

 

 

昨日も言い争いをしました。

大人げないかと思いましたが、こっちだって本気です。

けっこう強く言い返してきました。

父ちゃん嬉しいです。

 

きっとあと数年もすれば彼の興味は別なところへ移るのでしょう。

いや、もうすぐかも知れない。

その時はその時で楽しみ楽しみ。

 

イガリ家は今日も平和です。