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MADOI’S OBSERVER No,2

伊藤 佳史 2014.06.10

梅雨の晴れ間。
外工事がはかどる伊藤です。

引続き、MADOI’S OBSERVER の紹介です。

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団居の相談役、父さん。
僕の親父です。

豪雪地、青森でいち大工としてスタート。
その後大工をチームで抱える設計施工の建築会社を設立。
この道40年、ベテラン経営者。
現役バリバリです。

この背中をみて…
いや、父っこだった僕はいつも膝の上で父を感じて育ちました。
小さい頃は自宅兼作業場が遊び場。
夏休みは現場に出入りしてゴミ片付けのバイト。
物心ついたころから職人さんやお客さんとの麻雀に混ざったり、父にベッタリでした。
僕が建築士を目指したのは自然の成り行き。
大人になって世間を知ってからは、バイク屋もよかったかも、なんて。

卒業後、上京した後、帰省。
5年程、父の下で修業させてもらいました。

とにかく、仕事が趣味。
24時間365日、仕事の鬼。
厳しく、あたたかい、義理人情の人です。

建築のディティールもたくさん教えてもらいましたが、特に、人づくりを学びました。
職人の気持ち、お客様の気持ち、社員への思い。
厳しさは、深い愛情の表れ。
情に厚く、脆く、芯があり、骨があり、二言がない。
追い越そうと思ったことはなく、このような人になりたいと思える。

当時は恐ろしいくらい厳しいと思うことがたくさんありましたが、
今はその時の辛さや、絶対に見放さない父の懐の深さを時々ひっぱり出してきては
「やるぞ~」と、気合いと戒めにしています。

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家では孫に大人気の優しておもしろいジイジ。
スーツを着ると、社長スイッチが入ります。

未だに「社長だ」って言って電話かけてくるんですが…
もう、僕の社長ではないんですけどね(笑) ツッコみませんけど。

団居を立上げるにあたっては、それはもう厳しいお説教が延々。
最終的には、

あんたの人生だ、やってみろ。
人も雇え。自分らだけだと責任が薄くなる。
他人の人生も背負うことで、継続する責任も覚悟も大きくなる。
あんたなら大丈夫だ。

頼れる相談役の先輩経営者。
引き続き、厳しすぎる(笑)ご指導よろしくお願いします!

くれぐれも、お酒は飲みすぎないようにしてくださいませ、お父様。