伊藤です。
やーっと、お天気が続きそうですね。
雨、台風、ずいぶん泣かされました。
これを機に現場ペースを上げなくては!でも、丁寧に、です!!
さて、本日はディティールのおはなし。
この違い、わかりますか。
答え。
建具の枠と壁の間に隙間があるかないかの違い。
(撮影が下手ですみません。)
この隙間によって影が生まれます。
この影があるかないかで、大分印象が変わるんです。
隙間のお掃除は大変よ!って言われちゃうと困ってしまうのですが(笑)
この影を要所要所に設けることで、空間がより美しくなると僕は思ってます。
空間に対しての窓のサイズ感や配置も、採光がきれいに入るかな?
きれいに影ができるかな?と考えて設計しています。
OBさん、サッシ屋さんからは
「イトウさんって、窓フェチだもんねー」って。
ほめ言葉だと思っております(笑)
窓や建具、造作物の細かい配置を調整し、
それらがさらに活きるよう照明計画をおこしていきます。
なんというか、女性のメイクに似ているような気がします。
表情に影をつくることで目が大きく見えたり、顎ラインがすっきり見えたり…とかあるんですよね?
影がないと能面になってしまいます。
空間も同じ感じです。
と、朝の身支度でシズさんを見ながら発見(笑)
空間がより艶っぽく。
お皿だったり、本だったり、植物たちが綺麗に活きるように。
奥さんがさらにより美しく見えるように(笑)。
このひとつひとつの陰影がマドイのデティールだと思っています。
「わぁー!ステキー!」って感じてもらえたら、
「よしっ!」とひそかにガッツポーズ(笑)
いかに影をつくりだすか。
考えて考えて…想像を重ねてます。
長年意識してきたこの小さなこだわりを、僕は大切に思って設計しております。
お客さまにはあえてお伝えせず、そっと住まいに仕込んでますよ。
完成を楽しみにしてくださいませ(笑)